カテゴリー「グルメ・クッキング」の2件の記事

2006.10.27

どぶろくワイン Federweisser

締め切りは近づけども、仕事は片づかず・・・。そんなときはBlogで逃避というのが常套手段ですな(笑){<−(笑)じゃないよ・・・全く・・・}。

さて10月も終わりに近づくと、ここバイエルン中北部であるFrankenでは、曇ったりして太陽が出ない日は最高気温7度とか、ほとんど東京あたりでいうと「冬」みたいな感じになってきます。
日没もどんどん遅くなり、冬時間に切り替わる直前は、朝8時ぐらいになってやっと明るくなります(10月の最終日曜から冬時間に切り替わり)。

いやー、こういう秋から冬にかけて移り変わる時期って、日本にいるときは教会や施設、学校などで各種行事が詰まりまくっている時期(秋の特別行事 -> バザ -> アドベント -> クリスマス・・・と続く)なので、落ち着いて過ごしたことが何年もなかったのです気が付かなかったのですが、こうやって落ち着いてこの時期を過ごしてみると、意外と鬱々とする季節ですね。
30半ばを過ぎて、季節の変化に心身をついていかせるには、意外とエネルギーがいるものなのね、ということを段々と思い知らされるようになってきました・・・。
この時期、冬用タイヤの広告とかが盛んに出回り、いわゆる「冬支度」が始まるわけですが、そういう自動車や生活環境の冬支度だけではなくて、ドイツとか冬に日照時間が激減する地域では、体を冬用にする(=意図的に代謝を活発になるように心がける)だけでなく、メンタリティーも冬用に切り替えて、精神的な代謝を意図的に高くしないとやっていけないんでしょうね・・・。
クリスマスが大きなお祭りになるのも、冬季に必然的な生理的欲求なんだろうね・・・。

2005_1014_201505aa さて、そんな鬱々としてくる季節を目前に、ワイン産地を中心に出回る飲み物が、完全に発酵しきっていない、濁ってまだ発泡している段階の新ワイン、「Federweisser」です。
要するに「どぶろくワイン」です。名前の由来は、濁っている色が、羽毛(Feder)の白い色(weiss)に似ているから、と言われているそうです。
ちなみに、この写真のものは、買ってしばらく冷蔵庫にいれておいたら、濁りがしたに溜まって、やや透き通っています。

飲むとサイダーのようなとても甘いすっきりとした飲み口ですが、一応アルコール度数は10%。さらに胃の中でも発酵するので、飲み過ぎるとすごく危険です。
冷蔵庫に保管していても発酵は進むので、置き忘れたまま完全に透き通ってしまったものは、かなりのアルコール度数になるらしいです(透き通ってしまったものを飲んだ後、しばらくフラフラして立てなかった、という話を聞いたことも・・・)。

Cimg0269 Cimg0075今年は初めて、赤ワインのものを見つけて飲んでみました。当然名前はweisserではなく、Rotersauser とか Feder rotling とかいう赤=Rotのついた商品名で販売されていました。
葡萄の種類によって、濃さに違いがあるようで、地元Franken産のFeder Rotlingは、元祖Federweisserとあんまりかわらず(そもそもRotlingというのは、地元ではいわゆるロゼっぽいワイン)、一方、イタリア産のものから作ったらしい、濃いめのRotersauserは、まるでファンタグレープです。
でもアルコール度数は10%ぐらいあって、さらに胃の中でも発酵する(はず)。危険だ・・・。

タマネギケーキ(Zwiebelkuchen)という、ケーキとは名ばかりの、タマネギのピザみたいなものをアテにやるのが、一般的だそうです。

ちなみに、発酵が進んでいる状態で店頭に並ぶため、栓がしてありません
店頭に並んでいるものは、普通のワインのようにアルミフィルムでビンの口が包装されていますが、中にコルクは入っておらず、よくみるとアルミフィルムにぷつぷつとガス抜き穴が空けてあります。
横倒しにすると溢れてきてしまうため、運ぶのが結構めんどくさいです(先日、電車で知人を訪ねた時に持って行くのに、えらく難儀しました)。
つまり、お土産として日本に持って帰るとかいうことが不可能な、10月だけ、ここだけの味ってやつですわ。
10月にドイツ(特にワインを作っている中部ドイツ)をお訪ねの際には、是非おためしください。

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2006.08.29

教皇ビール(Papstbier)

この9月9-14日、教皇ベネディクト16世がバイエルンを訪問します。
現教皇はバイエルンの出身なので、一応「教皇、故郷に帰る」という感じで宣伝されています。
そんなわけで、この教皇訪問はバイエルンでは結構な大きな行事になっていて、小学校の夏休み明けの始業日(ドイツでは新学年の始まり)が、「教皇のバイエルン訪問日程と重なるから」という理由で1日後ろにずれました(<−本当)。

ところでウチの村にNORMAというチェーンのスーパーがあります。
Nuernberg(ニュルンベルク)の隣街Fuerth(フュルト)が創業の地で、南ドイツ・バイエルンがもともとの地盤のスーパー・チェーンだそうです。
このNORMAの先週の広告「Papst Benedikt XVI. kommt nach Hause!」(教皇ベネディクト16世が家に帰る!)というのが結構大きく載ってました。
そして果たして、ドイツ全土の広告がそうなのか、地元バイエルン内の広告だけなのかは不明ですが、教皇のDVDとか、教皇のパズルとかの「教皇関連商品」のラインナップが出てました(<−本当)。
(デジカメが壊れちゃったから写真が撮れないんですよね〜。今度スキャンしたらまたアップしましょう。)

でも、DVDやパズルもいいkれど、バイエルンといえば、なによりもビール。
当然、「教皇ビール」(Papstbier)というのが売っているのです!
これは何が何でも買いだ!!!というわけで、もちろん買ってきました。

Papstbier ラベルを見ると、どうもベネディクト16世の出身地であるMarktl(マルクトル)Weindenederという醸造所が、そもそも教皇選挙の19時間後に記念に出した祝祭用ビール(Festbier)だったらしいです。が、好評につき常時製造・販売することになったらしい。それを今回スーパーのNORMAチェーンが、教皇のバイエルン訪問に併せて各店舗で販売したようです。
デジカメが壊れてて写真がアップできないので、とりあえず上記の醸造所のサイトからとってきた写真をアップしておきましょう。瓶のラベルにはバイエルンを表す水色と白の斜め格子を背景に「教皇ベネディクト16世の生家」と書かれたイラスト、上部にはご尊顔が・・・

2リッター瓶も売ってましたが、そんなにたくさん一度に飲むわけないので、500ml×4本のセット(教皇の顔写真のついた紙ケースに入っている)の方をゲット。お値段は3.99EUR(=約560円)。日本だったら500ml瓶=中瓶4本でこの値段ならばむしろ安いぐらいですが、ドイツとしては通常のビールのおよそ1.5倍のお値段です。
まぁ、一般的にどこの村でも祝祭用ビール(Festbier)というのは、通常の製造工程とは別につくるもので、通常よりも色もコクも深いものらしく、特別な価格設定になってしまうものらしいですが。

味の方は、Festbierらしい強い香りとコクが特徴的な「普通に」おいしいビールでした(笑)。

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